今日はとっても嫌な事があった。散歩しながら買い物に行ったのだけど、良くカメの餌となる野菜を買うお店は何でも売っている所だ。野菜は八百屋さんのように外にあるのだけどお金は中に入ってレジで払う。びんゆめ連れて中に入るのも、そう広い店内ではないので何だか気が引けるのし、外で払おうとすると中でお願いしますと言われるくらい犬もOKなのだ。ちなみに外は道が狭い上に車も沢山通る商店街な為つないでおく事も無理なのだ。

あいにく今日は結構混んでいてレジも人が沢山並んでいた。そこへびんゆめを連れたまま並んだ訳だが、混んでいる為人と人が近い。見た目はおとなしく並んでいたびんゆめだが、どうもゆめたんが前にいたオヤジの足にピトッと鼻をくっつけたらしい。いきなり短パンのオヤジが『鼻を付けられたけどどうしてくれるんだ』と言ってきた。一瞬何を言いたいのか分からなくてキョトンとしてると、『きたねぇんだよ』と。『自分のすね毛剥き出しの汗まみれの足の方がよっぽど汚いじゃん』と思いながらも『すみませんでした』と謝った。

それでもオヤジは又　『どうしてくれるんだよ』と・・・そう言われてもどうしたらいいのか判らないから『どうもすみません』と又謝った。そしたらなんか忘れちゃったけどごちゃらごちゃら言いなら、私の足を蹴飛ばしてきた。一瞬ムカッとしたけどとりあえず此処は押さえた方がいいと思い、オヤジの顔をマジマジと見ていた。

そしたら次の瞬間あろう事かゆめたんの顔を上から汚いスニーカーで押さえ付ける様に蹴飛ばしたのだ。そこでプチッと切れた。出口に向かって歩いていくオヤジの後ろから『無抵抗な犬に向かって何やってんだよ！』と言いながら一発蹴りをかましてやった。オヤジも反撃して又蹴り返して来た。と、そこでお店の人やレジに並んでる人が何人か止めに入って終わりのゴングがなったのだ。

オヤジは数人の男の人から押さえつけられ、回りから『何て酷い事するんだー』とか『可哀想に』とか色んな声がかかると、バツの悪そうな顔で店を逃げるように出て行った。確かに犬嫌いな人にとっては鼻が一瞬くっ付いただけでも嫌な事なのかもしれない。そうだとしても顔を足で蹴るなんて絶対に許せない。そんな酷い事されても笑っているゆめたんを見ていたら何とも言えない悲しい気持ちになって、泣けてきた。

しばらくボーっとしていたんだけど、お店の人始めお客さん達が揃ってゆめたんにも私にも優しい声を掛けてくれた事で救われた気持ちになった。特にお店を出た後もわざわざ追いかけてきて、『あんな奴は3代まで祟られるからね・・・』とか何度も言ってゆめたんに『可哀想に、ゴメンね』と色んな慰めの言葉を掛けてくれたおばちゃん、嬉しかったです。。。笑
☆　蹴られたゆめたんは鼻の先が少し赤くなっていた・・・可哀想に。でも帰り道も何事も無かったかのように楽しげにビンゴと走っている姿を見てホッとした。